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特徴別マンション売却方法

古い家は売れる? マンションと一戸建てでも資産価値は変わる!

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もくじ

古い家は売れる?

 

ひとくくりで、『古い家』と言いますが、住む人や管理の状態によって、同じ築年数であっても、価値はかなり異なります。マンションと戸建てでも違いがあります。

木造建築の多い日本の戸建ての場合は、築30年にもなるとなかなか価値が付かない一方で、マンションの場合は、鉄筋や鉄骨造で頑丈ですから、築30年ですとまだまだ価値が付くものもあります。

家は空き家の場合、驚くほど早く劣化するものです。

人が住まないことで、風通しがなく、光が入らないので、カビや痛みが生じてしまいます。逆に言えば、人が住まなかった期間が長ければ長いほど、所有している不動産の価値は下がると思って間違いないでしょう。

このように古い家と言っても状態はさまざまですが、人が住み続けていて管理や修繕などが行き届いてる家は、多少古くても需要があります。今回は、古い家の魅力と、古い家を賢く売る方法、どのような買主が購入する可能性があるかを説明します。

 

古い家にも魅力はある!

 

古い家の魅力はなんといっても、価格が安いこと。

価格が安いということは、若い夫婦の新居や、年配層の老後の住まいとして需要が高いと考えられます。また、駅に近いことやお子様の学区内など、限定的な場所で価格を抑えて購入されたい方にとっては、大変魅力的な物件になります。

買主の中には、購入費用を安く抑えられるため、自分の好きなようにリノベーションすることを考えている方も多くなってきました。リノベーション費用と購入費用を踏まえても、新築や築浅物件を購入するより安く抑えられるのが魅力となっているのです。

このような方には、多少古くても安い価格で買えることがメリットになります。

固定資産税が新しい建物に比べて安いことも魅力の1つです。固定資産税は、毎年かなりの出費となるものです。

新築の建物の固定資産税に比べると、数万円安い古い物件は、維持費用を気にされる方には魅力的なのです。

 

古い家の資産価値はほぼない?

 

資産価値の考え方は、同じ古い家であっても、戸建とマンションで異なります。

築30年の一戸建ての資産価値

戸建の場合は、築30年になると価格が付かない場合が多いです。しかし、リノベーション歴の有無、立地や見た目だけでも、価値はかなり変わってきます。

参考→築30年のマンションを売却する!資産価値と高く売る方法

もし、建物に価格が付かなかったとしても、土地にはもちろん価値があります。この時は、家が建ったままの状態で売却することができます。売り方としては、土地としての売却ですが、価値がつかない家でも、まだまだ住めると判断できれば、買主にとって魅力的な物件になりえます。

築年数がだいぶ古く、人が住めないような家は、取り壊して更地にしてから売る方がいい場合があります。そのままの状態で売りに出すか、更地にして売り出すかの判断は非常に難しい問題ですので、不動産会社の方と相談して決めるのが良いでしょう。

古い家を更地にしてしまうと、固定資産税が6倍も高くなってしまいますので注意してください。

 

古いマンションの資産価値

一方マンション場合は、建物の価値というよりマンションとしての相対的な価値になりますので、マンションの立地や管理の状態が優れていれば、古くても価値は付くものです。

古いマンションは、日本の高度経済成長期やバブル期に建てられたものが多く、土地もたくさんあった時代ですから、比較的立地に優れ、重厚な造りのものが多いのです。

土地がない現在は、なかなかマンション建設地は郊外や、駅から離れている場合が多いですから、立地を優先される方からしてみれば、価値が高いと言えるでしょう。

また、中にはビンテージマンションと言って、築年数が古くても場所と造りが優れていて大変人気のあるマンションもあるのです。「クラシカル」「古き良き」と言い換えて、古さを長所だと思う人も増えてきていますので、古いマンションにとっては追い風となるでしょう。

 

古い物件は早く売った方がいい!

 

思った値段で売れなかったら? 売れるかどうかわからないし、面倒…。なかなか不動産売却は手間がかかるもの。しかし、放置していれば、固定資産税や管理費が掛かり続けています。早めの行動をとることが重要になってきます。

不動産を所有している上で、継続的に掛かるのが固定資産税です。マンションの場合はそれに加えて、毎月の管理費、修繕積立金がかかり、さらには、今後古いマンションには良くある大規模修繕に伴う一時金の徴収もありえます。これは、ご自身が住んでいようが住んでいまいが必ずかかる費用です。

参考→売却するまで払い続けるの!?マンションを売る時の管理費・修繕積立金

実際にバブル期に建てられた新潟県湯沢温泉駅周辺のマンションでは買い手がつかず、10万円など安価で売られています。10万円というと冗談のような価格ですが、固定資産税や管理費を払うよりも、引き取ってほしいということです。

このように古い家を放置していると、固定資産税や管理費など物件を維持するための費用だけが毎月無駄にかかってしまうのです。古い家を賃貸に出した場合でも、この費用は掛かり続けるので、黒字経営は難しくなるでしょう。

今は価値が付いている古い家でも、数年後に価値が付く保証はどこにもありません。古い家の売却を考えているのなら、一刻も早く売りに出すことが非常に重要です。

 

古い家を売る時は一括査定サイトが便利

 

まず、ご所有の不動産がどれくらいで売却できるのか知りましょう。どれくらいの金額が付くのか、見当も付かない方が多いのではないでしょうか。

売却金額の目安を知るためには、不動産会社に査定依頼することになりますが、1社のみに査定依頼することは避けましょう。

査定というものは、少なからず不動産会社や担当者によって開きが生じるものです。古い家の場合、この差はさらに大きくなる可能性があるのです。少しでも適正で正確な金額を知るためには、複数社に査定依頼し、多方面からの意見を聞くことが重要です。大手不動産会社、地域の不動産会社など必ず複数社に査定を依頼してください。

この時、便利なのが、一括査定サイトです。一括査定サイトを活用することで、面倒な各社への連絡などを避けることができ、ネット上から一括で複数社に査定依頼をすることができます。

査定依頼は売却へ向けてのまだまだ第一歩です。これから決めることもやることも山積みです。しかし、面倒だからと近所の不動産会社1社だけに依頼してしまうと痛い目にあってしまう可能性が高いです。不動産は会社や担当者によって数百万円単位で査定額が異なる場合もあるのです。

必ず複数社で見積もりをとって、適正価格で売り出しを開始してください。

参考→不動産一括査定サイト33選ー評判も良い1番使えるサービスはコレ!

 

古い家は売れる?マンションと一戸建てでも資産価値は変わる!まとめ

 

古い家の売却は、資産価値があるかどうかより、需要があるかどうかに左右されます。たとえ古くても、他の面で優れているものがあれば、必ず需要はあります。

しかし、ただでさえ古い家です。今後この需要は無くなっていく一方であることは、間違いありません。

古い家は、一刻も早く売却することをお勧めします。

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